こんばんは、まんもすです。
提督業も忙しい!X 2.4.0 になってから加重対空値・・・なんてものや艦隊防空・・・なんてものが追加されたけどどう使ったらいいのかわからない・・・という人向けに作った記事です。
(ただし、Wikiの受け売りなので深い話はお答えできないと思います)
追記: 2016/06/25 文章を加筆修正
戦闘開始時の航空戦(防空戦)について
戦闘開始時には航空戦があります。
航空戦では おおまかに 「制空判定」 → 「防空戦(艦爆・艦攻・水爆 撃墜判定)」 → 「対空カットイン判定」 → 「艦爆・艦攻・水爆 による攻撃」というフェーズに分かれています。
防空戦と対空カットインが2週したりするケースもありますが、それはまた別のお話。
今回、追加したパラメーターは防空戦で敵の艦爆、艦攻・水爆をどの程度撃墜できるのか?を求めるために使う数値になります。
どの程度 撃墜できるのか?を知るために、防空戦がどのような仕組みで動いているのか簡単に説明します。
まず、防空の内容を把握するために頭の隅に前提知識として残して欲しい事が3つあります。
1つ目は「1回の防空戦では1艦あたり、敵の1スロットに対して【のみ】撃墜判定が行われる。」ということです。
例えば、こちらは秋月型3隻+摩耶の全4隻いたとします。
敵は空母が3隻で各艦の2つのスロットに各10機ずつの艦攻が積まれていたとします。
防空戦では1隻あたり1スロットにしか撃墜判定が発生しないため、こちらの全ての艦娘が防空動作を発動していたとしても必ず艦載機がフルに残ったスロットを持つ空母が出るという事です。
全体で4スロット潰せる可能性があるので、うまくいけば2隻(各2スロットの合計4スロット)は置物化できる可能性があるといった感じになります。
2つ目は「防空は確率発動なので撃ち漏らす事も多々ある」という事です。
こちらは実際にプレイしていたら敵空母を置物化できたり、できなかったりしているという感覚があると思いますので、ランダムなんだろうなと感じていると思います。
3つ目は「対空カットインと今回の防空戦の話は無関係」という事です。
対空カットインは派手なエフェクトの割に敵機の撃墜数をあまり稼げません。
対空カットインは、今回の防空戦で撃ち漏らした敵機の最終撃墜チャンスという意味合いが強いみたいです。(私はこれを知った時、対空カットインに抱いていた幻想をぶち殺されました)
そのため敵空母系を置物化するには この記事で書いている加重対空値を有効活用することをお勧めします。
これらの前知識を踏まえて、防空戦で起こっている事、実際の撃墜数の計算について説明していきます。
割合撃墜と固定撃墜
加重対空値と艦隊防空から大体どの程度の撃墜が期待できるのか?を説明します。
防空戦では、割合撃墜と固定撃墜という概念が存在します。
これらは、各防空を行う艦娘ごとに発動判定が行われて、発動した場合は加重対空値などから求めた敵機の撃墜が期待できます。
発動パターンとしては以下の4ケースが考えられます。
1、 割合撃墜も固定撃墜も発動
2、 割合撃墜のみ発動
3、 固定撃墜のみ発動
4、 どちらも発動しない
この4パターンが存在しているため、どんなに対空装備を固めても「撃ち漏らす事もある」所以になってます。
また、両方発動しても1艦娘は敵の1スロットの艦載機の撃墜しかできません。
いくら秋月型が対空に関しては優秀で秋月型1隻だけ対空装備を固めて準備していたとしても、他の随伴艦の加重対空値が低くて敵空母の2スロット以上に艦攻、艦爆が積まれていた場合、置物化はほぼ不可能になります。
【割合撃墜】
読んで字のごとく、敵の1スロットの中から割合で撃墜数を求めることになります。
発動すると以下の計算式で落とせる機数を求める事ができます。
(加重対空値 / 400) × 敵の1スロットの機数 [機](端数切捨て)
ここで 加重対空値が出てきました。
例えば、うちの摩耶さんは弾着と対空カットインを発動しつつ、夜戦連撃を想定という欲張り装備をしているので、以下のような装備になっています。
この場合、ツールで摩耶さんの加重対空値を確認すると 200 になります。
つまり、この摩耶さんが割合撃墜を発動させた場合 「敵の1スロットに対して5割の撃墜が期待できる」ということが加重対空値を知る事によって分かる事になります。
※どうして 200 になるの?という疑問を持つ人はWikiを参照してください。
ツールの計算が間違っていたらゴメンナサイ・・・
とは言っても割合撃墜で、摩耶さんの上記のようなセットでも5割なので 「ふ~ん」 ぐらいで下記を読み進めるのが良いと思います。
【固定撃墜】
割合撃墜よりも大事なのはこっち。
こちらは割合と違って発動した場合、決まった数の艦載機を撃ち落とせます。
発動したときは以下の計算式で撃墜数を求めます。
(加重対空値 + 艦隊防空値) / 10 [機] (端数切捨て)
今度は加重対空値と艦隊防空値の両方が出てきました。
加重対空値から分かる事として、先ほどの摩耶さんの値(200)をそのまま使うと 固定撃墜が発動した場合 20機(= 200 / 10) は確実に落としてくれる事になります。
固定撃墜の場合は 艦娘固有の撃墜数にプラスして艦隊からのボーナス撃墜が付くようなイメージです。
例えば、摩耶さんが以下の艦隊の中に居た場合
艦隊防空が「22 - 13」とあり、左側が輪形陣を選択したときの艦隊防空値、右側が単縦、単横、梯形のいずれかを選択した場合の艦隊防空値になるので、輪形陣を選択した場合は+2機、単縦陣を選択していたなら +1機 確定で撃墜できることになります。(確定というのは固定撃墜が発動した場合です。)
※複縦陣とか連合の時は?という話がありますが、ここでは扱いません。
複縦を選択したときは、大体右側の値×1.2 ぐらいにはなると思ってください。
つまり、輪形陣を選択して摩耶さんの固定撃墜が発動したときは
( 200 + 22 ) / 10 = 22 [機] 撃墜可能という事です。
ということは、今回のサンプルの摩耶さんが割合撃墜も固定撃墜も発動した場合、最大で44 [機] までのスロットなら全滅させることが出来る計算になります。(つまり、演習相手の加賀さんの最大スロットは潰せないという事です・・・)
このほかにも最低撃墜保障値として+1[機]、さらに摩耶さんの対空カットインが摩耶さんの防空と同じスロットに発動すれば装備の固有ボーナスである +6 [機] までなら最大で全滅させることができる計算になります。
まとめ
ごちゃごちゃ書きましたが、次の事だけ頭に入れておけば加重対空値を有効活用できると思います。
加重対空値 / 10 や艦隊防空値 / 10 が その艦娘の撃墜期待数
それにプラスして加重対空値 / 400 が割合撃墜の率。
対空カットインで + α を期待することもできますが、上記の撃墜期待数を元に防空を考えてみると敵空母を置物化できる確率がグッと上がると思います。
加重対空値・艦隊防空値を上げるにはどうしたら良いのか?
ここまで読んで防空には加重対空値とか艦隊防空値を上げれば良いのは分かったけど それってどうするのさ日向?状態ですよね。
Wikiを見たらその答えも詳しく書かれていますが、ここでも簡単に残しておきます。
加重対空値と艦隊防空値は装備によって上昇します。
おおまかな計算方法は 装備の対空値 × 装備種毎の倍率 になります。(加重対空値の場合、この計算式に改修レベルの平方根に0.7を掛けた値が装備の対空値にプラスされます。 改修最大レベルで + 2.2 程度で、対空+10の秋月砲を最大まで改修した場合の加重対空値は(10+(0.7×√10)) × 4 = 48.85 になります。また、加重対空値には艦娘の対空値も+αの影響があります)
装備ごとの倍率はそれぞれ以下のようになります。(Wikiと並び順を変えています。)
■加重対空値
装備種 | 倍率 |
---|---|
対空機銃 | 6 |
高角砲(主砲/副砲)・高射装置 | 4 |
電探系 | 3 |
主砲(赤)、三式弾、艦戦、水偵 | 0 |
※機銃で対空が10のボフォースが最強!!
固定撃墜が発動すると これ1つで敵機撃墜数 +6 を見込めるという事です。
■艦隊防空値
装備種 | 倍率 |
---|---|
三式弾 | 0.6 |
電探系 | 0.4 |
高角砲(主砲/副砲)・高射装置 | 0.35 |
主砲(赤)、副砲(黄)、艦戦、水偵、対空機銃 | 0.2 |
※こちらでは機銃の貢献は大きくないと思ってください。
まぁ、どのみち全体的な貢献度はそれほど大きくないので、加重対空値を考えて装備を選択した結果、艦隊防空値も上がってたら良いな・・・ぐらいに捉えるのが良いと思います。
ちなみに、提督業も忙しい!X では上記の装備種以外(水戦、水爆、艦爆、艦攻)などで対空値持ちの場合は、倍率 0.2で計算することにしています。(検証されて含まれない事が確定したら計算から除外します。)
最後に
この値を有効活用することで皆さまの道中の事故率を下げられることを祈ってます。
大変参考になりました
艦これって気づかないだけで理解できてない部分も多いんですよね
参考になったのであれば幸いです。