第59回 有馬記念 予想

まずは、過去6年分の結果から

傾向

・リピーターが多い
　※前年、前々年に馬券に絡んだ馬が
　　再び馬券に絡んだりすることが多い

・G1馬でない馬が毎年1頭馬券に絡む
　※勝つことは稀だけど、2着、3着にはよく来る
　　ちなみに、1着-2着が共にG1馬だったケースは、
　　過去10年4回しかありません。
　　ただ、今年はG1馬の数が多く、混戦の様相を呈しているので
　　この傾向はあてにならないかもしれません。

・馬券に絡む3歳馬は菊花賞馬、ダービー2着馬
　エリザベス女王杯を勝った馬が有力。
　もしくは、G1を勝っていない馬に注目。

・前走、前々走がG1だった場合は着外であったとしても
　馬券に絡んでくる馬はいる。
・近2走のどちらかがG1以外で
　掲示板を外している場合は馬券に絡まない。
・近2走が共にG1以外のレースだった場合
　どちらかのレースで馬券に絡んでいること。

※上の3つをまとめると、
　近2走が共にG1だった場合は、着順を気にしないほうが良い。
　近2走でG1以外を走っている場合は、必ず掲示板以内の着順。
　近2走が共にG1以外だった場合、どちらかで馬券内(3着以内)を確保していること。
　という条件に合致する馬しか、ここ10年馬券に絡んでいません。

　　つまり、今回の出走馬で言うと・・・
　　メイショウマンボ、ウインバリアシオン、オーシャンブルーは
　　馬券に絡む確率が低いということです。

出走馬

1. トーセンラー
　マイルCS 4着 ・ 京都大賞典 3着
　　昨年のマイルCSホース。
　　過去には、ダイワメジャー、タイキブリザードなど
　　マイルを主戦場とした馬が馬券に絡んでいる。

2. ヴィルシーナ
　エリザベス女王杯 11着 ・ 宝塚記念 3着
　　今年、ヴィクトリアマイルを連覇した
　　ジェンティルドンナ世代の名牝

3. ワンアンドオンリー
　ジャパンカップ 7着 ・ 菊花賞 9着
　　今年のダービー馬
　　斤走のふがいない成績を払拭できるか

4. ジェンティルドンナ △
　ジャパンカップ 4着 ・ 天皇賞(秋) 2着
　　牝馬三冠を制し、ジャパンカップを連覇し、
　　海外でも勝利した女傑

5. ラキシス
　エリザベス女王杯 1着 ・ オールカマー 2着
　　今年、G1への出走こそ激減したものの
　　G1を席巻したディープインパクト産駒の1頭

6. トゥザワールド ×
　菊花賞 16着 ・ セントライト記念 2着
　　13年前、あっと驚くドバイWCでの2着
　　そして有馬記念で3着に入ったトゥザヴィクトリーの息子
　　兄のトゥザグローリーもG1を勝てなかったものの
　　2年連続3着にくるという実績の持ち主。
　　母や兄の成しえなかった勝利を獲得することができるだろうか。

7. ラストインパクト ○
　金鯱賞 1着 ・ 京都大賞典 1着
　　母の母にはナリタブライアン、
　　ビワハヤヒデの母パシフィカスという血統
　　2連勝なのは侮れない。

8. メイショウマンボ
　エリザベス女王杯 12着 ・ 京都大賞典 10着
　　昨年の最優秀3歳牝馬
　　典型的な牝馬弁慶・・・
　　昨年の秋のような状態に戻れば・・・

9. ウインバリアシオン
　金鯱賞 15着 ・ 宝塚記念 7着
　　昨年の2着馬で今年の天皇賞(春)でも2着に来た馬
　　今年は昨年ほどの勢いが残っているか・・・

10. フェノーメノ
　ジャパンカップ 8着 ・ 天皇賞(秋) 14着
　　今年、天皇賞(春)を連覇。
　　叩いて良くなるタイプなので
　　そろそろエンジンがかかるかも？

11. サトノノブレス ×
　金鯱賞 2着 ・ 天皇賞(秋) 8着
　　昨年の菊花賞2着馬。
　　菊花賞2着馬は大成しないというが
　　有馬記念で言えばリンカーン(有馬記念2着、3着1回ずつ)
　　という例があり侮れない。

12. デニムアンドルビー
　ジャパンカップ 11着 ・ 天皇賞(秋) 7着
　　昨年のジャパンカップで2着に入着
　　今年はパッとしない成績が続いているが
　　ここで巻き返せるか

13. エピファネイア ◎
　ジャパンカップ 1着 ・ 天皇賞(秋) 7着
　　今年のジャパンカップでの圧勝劇は記憶に新しいところ
　　あの時のような走りが今回もできるか

14. ゴールドシップ ▲
　凱旋門賞 14着 ・ 札幌記念 2着
　　一昨年の有馬記念を勝利して
　　今年、宝塚記念連覇を達成。
　　緩いコーナー、2400mとこの馬のウィークポイントを
　　突いたような凱旋門賞こそ大敗したものの
　　自分のペースで走れた時はきっと結果がついてくる。

15. ジャスタウェイ
　ジャパンカップ 2着 ・ 凱旋門賞 8着
　　昨年の天皇賞(秋)を勝ち、
　　今年のドバイDFと安田記念も勝ち
　　世界最高レーティングを獲得。
　　中山記念でも圧倒的な走りを見せたこともあり
　　コース適正は問題なし。

16. オーシャンブルー
　金鯱賞 12着 ・ 天皇賞(春) 12着
　　一昨年の2着馬だがあの時とは勢いが違いすぎる。

G1馬が11頭も出走し、まさに混戦といった感じの有馬記念。

やっと本気で勝ち負けを狙いにきているディープインパクト産駒が

初めて出走した年ともいえます。

本命はエピファネイア
決め手はジャパンカップの圧勝劇です。
やや渋めの馬場のジャパンカップ、不良馬場の菊花賞と
まさに重馬場の鬼なんだと思います。
今年は2000mを中心に使われましたが、
シーザリオ、シンボリクリスエスという血統から
本当のベスト距離は2400～2500m付近なんだと思います。
いくら馬場がパンパンであろうと、騎手が不安だろうと
変な競馬をしなければ結果はついてくると思います。

対抗にはラストインパクト
京都大賞典こそ僅差であったものの
金鯱賞を完勝し、狙った通りと言わんばかりの参加。
今年の秋、冬競馬のトレンドはG1未勝利のディープインパクト産駒
昨年のクラシックではイマイチでしたが
成長した今回は十分にチャンスがあると思います。

単穴にはゴールドシップ
本当は本命にするつもりでした・・・が、
ふたを開けたら一番人気だったので予定を変更しました。
馬が気分良く走りさえすれば勝つんだろうなぁと思っています。

伏兵にはサトノノブレス
小倉記念で右回り小回りの競馬場で圧勝したこと
オールカマー、天皇賞(秋)、金鯱賞は全て左回り、
天皇賞(秋)は8着とは言え0.3秒差の僅差
金鯱賞はディープインパクトの特性が色濃く出ていそうな
ラストインパクトの末脚に屈しましたが、
距離延長、右回りで逆転があっても不思議ではないと思います。
この馬もディープインパクト産駒ですし・・・

紐にはジェンティルドンナとトゥザワールド
トゥザワールドは血統的な遊び馬券です。

ジェンティルドンナは心の中では本命です。
逃げ馬がヴィルシーナぐらいしか居ない中、
どんな競馬をするかによって着順は大きく変わると思います。
ヴィルシーナの後ろにピタッとつけて走るなら
掲示板にのる可能性は高いと思います。
ヴィルシーナがペースを落とすようなら逃げるぐらいのレースをすれば
馬券内の可能性が出てくると思いますし、
ダイワスカーレットのような逃げて、
第4コーナーで仕掛ける競馬を見せればもしかすると？
という可能性もあるかもしれません。
最悪なのは中団に控えること。きっと掲示板にものりません。
ゲートが開いてみないとわかりませんが
つまらない競馬だけはして欲しくないですね。

今回は

馬連ボックス 7,11,13,14 400円ずつ
(合計 2,400円)

馬連 4軸に 7,11,13,14 300円ずつ
(合計 1,200円)

三連単フォーメーション 11,13,14 - 7,11,13,14 - 6 100円ずつ
(合計 900円)

全合計 4,500円

で勝負しようと思います。

※4,500円にしたのは、今年のG1での使用金額が80,000円ジャストになるため・・・