気まぐれに・・・
ただ気まぐれに、
今、話題沸騰中の日韓通貨スワップについて
ちょっと気になった事があるので調べてみた。
気になっているのは、どうしてこんな協定を結んだのか?ではありません。
・・・
こいつ、本当に人間か?
こんばんは、まんもすです。
TGS記事が終わってしまったので、
ゆる~く、ブログの更新を続けていきます。
でも、いきなり長文w
最近、マスコミでやっと大々的に紹介されるようになって
世間に知られ始めた日韓通貨スワップ協定。
経済を勉強している人からすると当り前のことなんだろうと思いつつ、
今まで まったくもって、経済に興味を持っていなかった自分からすると
?????な世界なので、この機会に色々と調べてみました。
私の中で一番の謎だったのが、この協定を結ぶ事で、
どうして、韓国ウォンの下落が止まったのか?についてでした。
まず、為替のしくみについて
そんな所から?と思う人は読み飛ばして下さい。
あるところに1億ドルを持っているAさんが居ました。
Aさんは日本円を買おうと思って銀行に行きました。
Aさんが銀行の人に聞いてみると1億ドルは80億円にしかなりませんでした。
先に言っておきます。実はこの銀行には120億円しか置いていません。
Aさんは、100億円になる事を期待していたのでちょっと交換するか悩んでいました。
そこで、Bさんが同じく1億ドルを持って銀行にやってきました。
Bさんは、今、どうしても日本円で買い物がしたかったので80億円に交換しました。
(ここでわかることは、Aさん、Bさん金持ちすぎ・・・死んでくれ)
ここで、少し整理します。
1億ドルが80億円に変わる状態なので為替相場は1ドル=80円ですね。
では、銀行的にはどうでしょうか?
120億円しか用意していないのに半分以上を持っていかれてしまいました。
銀行からすると
・日本円を求めてくる人が多い。(価値が高い)
・ドルは1億ドルとか余分に手に入れてしまった。(価値が低い)
・残っている日本円が少ない。
・ドルは1億ドル余っており、日本円が枯渇しそうなのでドルを安売りしてでも日本円が欲しい。
ということで、相場の日本円の1ドルあたりの値段が下がるわけです。
つまり、Bさんの後にAさんが1億ドルを日本円に交換しようとしても
60億円や、40億円、20億円とかにしかならないわけです。
これが、為替相場の基本的な動きです。(そこの人、Aさんザマーとか言わない)
では、Bさんが1億ドルを80億円に交換した後の話について
たられば話を続けてみます。
この銀行は120億円持っていました。
でもBさんが1億ドルで80億円持っていきました。
この銀行には日本円が 40億円 しかありません。
Aさんは1億ドルを日本円に替えたいと思っています。
もし、Bさんと同じ為替レートで取引したらこの銀行はどうなるでしょうか?
40億円の借金ができてしまいますよね。
借金をすると利子がついてしまいますよね。
利子がつくと銀行は損失を増やしてしまうため、
この借金を早く返そうと 銀行は AさんとBさんから受け取った2億ドルを
日本円に戻そうとしてバラ撒きます。
例えばですが、借金を回収するため
銀行は 1ドル=40円 とかで日本円を買います。と言わざるを得なくなります。
すると、日本円を大量に持っていたCさんが
こんなにドルが安いのなら いくらになっても良いので2億ドルほど欲しいと言ってきました。
銀行は、この取引を成立させます。
すると、銀行には 0ドル と 40億円が残ります。
元々 この銀行は120億円持っていたはずで、
「AさんとBさんと2億ドルの取引」
「Cさんと2億ドルの取引」
を行った結果・・・
銀行には40億円(-80億円)しか残らなかったのです。
昨年の韓国では、この銀行と同じような事が起こりそうでした。
上の文章ではAさんとBさんは1億ドル持っていました。
そして2人とも両替を行おうとしていました。
でも、そもそも、AさんもBさんも1億ドルという大金をどうやって用意したのでしょうか?
答えは、
AさんとBさんにドルをばらまいている人が居たんです。
上のたられば話だと、
銀行は借金をして最終的には大損する結果になりました。
そのまま同じ事を繰り返していると どうなると思いますか?
最終的には資金がマイナスになって
破産、倒産してしまいますよね。
では、ここでさらに たられば話を続けます。
もし、この銀行の120億円が一般人から集めたものだとしたら・・・
その銀行に現在40億しか残ってないと一般人が知ったら・・・
もし、あなたがこの銀行に預金していたらどうしますか?
預金を取りだしに行きますよね。
すると、今度はドルがなく、-80億円の借金しか残らなくなります。
つまり、この銀行は運転資金が無くなってしまうという結果になります。
そうなると、この銀行は何も売ることも買う事も出来ず、
お金を回せなくなるのです。
もし、ここで AさんとBさんが銀行で両替したときに
この銀行に1000億円 無利子で貸してくれる人が居たとしたら
銀行は、AさんとBさんから手に入れた2億ドルを
1ドル 80円で売れるチャンスが出てきます。
この、1000億円無利子で貸してあげる保証をするよ。
というのが、日本の政府が取った行動。
(あくまで、わかりやすく噛み砕いた表現です。)
1000億円の予備があったらどうなりますかね。
お金が無くなった事を知った預金をしていた人たちが
お金を引き出しに行く必要がなくなり、銀行が破産しなくて済むわけです。
しかも、この1000億円は
契約時に 1ドル 100円のレートで返却する事でOKとなります。
余分がでまくった紙屑のような通貨に100円の価値が付くのです。
つまり、タダ同然で1000億円をプレゼントするようなものです。
(ここまで、日本人に最もゆかりのあるであろうドルで説明しましたが、
これをウォンに置き換えると、ここ1年で起こった事がはっきりします)
こんな協定が昨年、野田総理と韓国大統領との間で
勝手に拡大されて結ばれました。
さて、話を少し戻してみましょう。
AさんとBさんにドルをバラ撒いた人。が居ないと
ここまでの事象が説明つかないですよね。
バラ撒いた人というのは、もちろん韓国政府です。
AさんとBさんは韓国の大手メーカーに置き換えるとハッキリします。
本来、Xという商品を作るのに 10万円の部品が必要なのに
国がその一部(例えば9万円分)を肩代わりしました。
すると、そのメーカーは極端な話、2万円で売れば儲けがでますよね。
本来、15万円で店頭に売られていたものが、
破格を通り過ぎた2万円で売られたとすると・・・
みんなそっちしか買わないですよね。
ここまでずっと、韓国政府はこんなウォンバラ撒き政策を続けてきました。
そのため、韓国ウォンが下落を続け、
外貨がなくなってウォンが大暴落。
そんなときに、この協定を結び、
外貨に余裕ができたので下落が止まったのです。
今のところ、実際にこのスワップは発動されていません。
なので、現実は見せかけだけの協定になっています。
そんなスワップ協定の延長がなされようとしています。
日本にとって何のメリットもない協定・・・
本当にそれでいいのか?
後は、あなたの目で実際に確かめてください。