yumリポジトリの追加を行う (CentOS 6.5)

| その他

今回は、CentOSにインストールしたパッケージの最新版をインストールするために標準のリポジトリからサードパーティー製のリポジトリを使う方法について記録を残しておきます。

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リポジトリとは?

CentOSでのリポジトリというとネット上に用意されたインストールパッケージの集合体です。yumはリポジトリを参照し、必要なモジュールをインストールしてくれる仕組みです。

開発用のソースコードの置き場所をリポジトリと呼んだりもします。

リポジトリの追加

RPMforgeリポジトリとEPELリポジトリとELRepoリポジトリとRemiリポジトリをインストールします。

当サイトで扱うのは64bit版です。32bit版はパスが異なるのでお気を付け下さい。

以下のコマンドを実行します。

# rpm --import http://apt.sw.be/RPM-GPG-KEY.dag.txt
# rpm -ihv http://pkgs.repoforge.org/rpmforge-release/rpmforge-release-0.5.3-1.el6.rf.x86_64.rpm
・・・(省略)・・・
Preparing...            ########################## [100%]
   1:rpmforge-release   ########################## [100%]
# rpm --import http://dl.fedoraproject.org/pub/epel/RPM-GPG-KEY-EPEL-6
# rpm -ihv http://dl.fedoraproject.org/pub/epel/6/x86_64/epel-release-6-8.noarch.rpm
・・・(省略)・・・
Preparing...            ########################## [100%]
   1:epel-release       ########################## [100%]
# rpm --import https://www.elrepo.org/RPM-GPG-KEY-elrepo.org ・・・・・・ (1)
# rpm -ihv http://www.elrepo.org/elrepo-release-6-6.el6.elrepo.noarch.rpm
・・・(省略)・・・
Preparing...            ########################## [100%]
   1:elrepo-release     ########################## [100%]
# rpm --import http://rpms.famillecollet.com/RPM-GPG-KEY-remi
# rpm -ihv http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-6.rpm
・・・(省略)・・・
Preparing...            ########################## [100%]
   1:remi-release       ########################## [100%]

(1) ここだけパスが「https」です。

各リポジトリの設定

設定ファイルの変更を行います。

デフォルトでは各リポジトリがyumで使用される設定になっているため必要な時だけ使う設定に変更します。

RPMforgeの設定

変更するファイルは「/etc/yum.repos.d/rpmforge.repo」です。

[rpmforge]
・・・(省略)・・・
enabled = 0 ・・・・・・ (2)

(2) 「1」→「0」へ変更。

EPELの設定

変更するファイルは「/etc/yum.repos.d/epel.repo」です。

[epel]
・・・(省略)・・・
enabled = 0 ・・・・・・ (3)

(3) 「1」→「0」へ変更。

ELRepoの設定

変更するファイルは「/etc/yum.repos.d/elrepo.repo」です。

[elrepo]
・・・(省略)・・・
enabled = 0 ・・・・・・ (4)

(4) 「1」→「0」へ変更。

Remiの設定

変更するファイルは「/etc/yum.repos.d/remi.repo」です。

[remi]
・・・(省略)・・・
enabled = 0 ・・・・・・ (5)

(5) 「0」になっている事を確認。

各リポジトリを使ったyumでのインストール

「–enablerepo=xxxx」というオプションを使います。
xxxxには、設定ファイルに記載されていた[ ]内の文字列を入力します。

例えば、標準のリポジトリとRemiのリポジトリのどちらかからPHPの最新版のパッケージ情報を取得する場合は以下のコマンドを実行します。

# yum --enablerepo=remi install php

全て(複数)のリポジトリの中からPHPの最新版のパッケージ情報を取得する場合は、各リポジトリの設定名をカンマで区切り以下のコマンドを実行します。

# yum --enablerepo=rpmforge,epel,elrepo,remi install php

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